那珂フュージョン科学技術研究所視察

2026年1月14日(水)

この日は、茨城県那珂市にある「那珂フュージョン科学技術研究所」を視察しました。

同研究所は、量子科学技術研究開発機構(QST)が所管する、核融合研究の中核拠点であり、次世代エネルギーとして期待される核融合発電の実現に向け、日本と欧州をはじめとする国際協力のもとで研究開発が進められています。

現地では、研究所の概況説明を受けた後、JT-60SAを中心とする大型核融合実験装置や制御施設、関連設備を見学しました。核融合研究は理論研究にとどまらず、精密な装置製造、高度な運用管理、長期的な保守体制といった、総合的な工学技術の積み重ねによって支えられていることを実感しました。

説明の中では、核融合発電について、2030年代に発電実証を行い、その成果を踏まえながら、2050年頃の商用化を目指す長期的なスケジュールが示されました。既存の原子力発電を直ちに置き換えるものではありませんが、将来的にはエネルギー供給の選択肢の一つとして、段階的に役割を担っていくことが想定されています。

核融合エネルギーが実用化されれば、特定の資源や産出国に依存しにくいエネルギー体系が構築される可能性があります。これは、国同士がエネルギー資源を巡って対立する構図を緩和し、国際社会の安定や安全保障の観点からも意義のある取組であると感じました。

また、安全管理を最優先とした運用体制や、長期にわたる研究を前提とした計画的な設備管理が徹底されており、大規模研究施設を継続的に運営していくための組織的な取組の重要性についても理解を深める機会となりました。

こうした国の研究動向や現場で得た知見を、エネルギー政策のみならず、人材育成や産業振興といった観点からも整理し、静岡県政へ適切に反映していきたいと考えています。

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