2026年7月16日(木)
〇 株式会社システムフジ(福岡県糟屋郡須恵町)
静岡県議会森林・林業・林産業活性化促進議員連盟の視察研修で、福岡県にある株式会社システムフジを訪問しました。
同社は、林業機械の開発・製造を手掛ける国内トップシェア企業であり、普段は視察の受け入れも限られているそうですが、今回は特別に受け入れていただきました。代表取締役自ら会社の歴史や経営理念、林業を取り巻く現状、そして将来を見据えた技術開発について詳しくご説明いただきました。
特に印象に残ったのは、100件を超える特許を保有し、長年にわたり独自技術を磨き続けてきたことです。実際に開発・製造されている機械の中には、株式会社システムフジでしか製造できない特殊な林業機械もあり、日本の林業を支えるオンリーワン企業としての存在感を強く感じました。
説明の中では、こうした技術を持つ企業が国内からなくなれば、一部の林業機械は海外メーカーに頼らざるを得なくなる可能性もあるとのお話がありました。林業の現場だけでなく、日本のものづくり技術や産業基盤を守ることの重要性についても、改めて考えさせられました。
視察では、最新の林業機械によるデモンストレーションも実施していただきました。中でも、リモコン操作によるラジコン伐採機は、作業員が危険区域に立ち入ることなく伐採作業を行える画期的な技術であり、安全性の向上と作業効率の両立を実現するスマート林業の象徴ともいえる機械でした。
林業は担い手不足や高齢化が大きな課題となっています。一方で、日本は国土の約7割を森林が占める森林大国です。森林を適切に管理し、次世代へ引き継いでいくためには、人の力だけに頼るのではなく、ICTや自動化技術を積極的に活用し、生産性と安全性を高めていくことが不可欠だと感じました。
今回の視察を通じて、林業の未来は「技術」と「人づくり」の両輪で支えられることを改めて実感しました。静岡県においても、先進技術の導入や林業従事者への支援、そして県内企業の技術力向上につながる施策について、県政の中でしっかりと活かしてまいります。
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