竹内良訓先生を偲んで

昨年度、静岡県議会議長として県議会を代表され、長年にわたり県政の発展に尽力された竹内良訓先生の訃報に接し、深い悲しみを感じています。

私が県議会議員になって一年目、初めて所属した常任委員会でご一緒させていただきました。当時の私にとって竹内先生は大先輩であり、議場や委員会での発言は鋭く、妥協を許さない姿勢から、正直なところ近寄り難い存在にも感じていました。

また、俳優さんのような凛とした佇まいと存在感があり、「これが長年県政を支えてこられた県議会議員か」と圧倒されたことを今でも覚えています。

しかし、その印象が大きく変わった出来事があります。

委員会視察へ向かうバスの中で、緊張して座っていた私の肩を後ろから優しく叩き、気さくに声を掛けてくださいました。新人議員だった私を気に掛けてくださったその温かさは、今でも鮮明に覚えています。

竹内先生は、言うべきことはしっかりと言う方でした。相手や立場に左右されることなく、常に筋を通し、信念を持って発言されていました。その厳しさの根底には、県政や地域を良くしたいという強い責任感と深い愛情があったのだと思います。

そして何より、人に対してとても優しい方でした。新人の私にも分け隔てなく接してくださり、そのお人柄に触れるたび、多くのことを学ばせていただきました。

竹内先生からいただいた温かい言葉は、これからも私の支えであり続けると思います。

県政に対する責任感、筋を通す姿勢、そして人への優しさ。竹内先生が私たち後輩に示してくださったその背中を忘れることなく、これからは私たちがその志を引き継ぎ、県民のため、地域のために力を尽くしてまいります。

竹内良訓先生の長年のご功績に深く敬意を表するとともに、謹んで哀悼の意を表します。