航空自衛隊浜松基地視察

2026年6月9日(火)

この日は、航空自衛隊浜松基地を視察させていただきました。

浜松基地は、日本の空の安全を守る重要な拠点であるとともに、航空自衛隊における教育の中心的な役割を担っています。

まず概要説明を受けた後、通常は立ち入ることのできない教育施設や管制塔などを見学させていただきました。詳細をお伝えすることはできませんが、隊員の育成や基地運用を支える現場を実際に見ることができ、大変貴重な経験となりました。また、基地内は厳重なセキュリティー管理が徹底されており、防衛施設としての緊張感と責任の重さを感じました。

特に印象に残ったのは、人材育成の厳しさです。パイロットをはじめとする航空自衛官の育成には長い年月がかけられ、高い技術力だけでなく、判断力や責任感、安全管理能力が求められます。国防の最前線を担う人材を育てるため、妥協のない教育と訓練が行われていることを実感しました。

また、視察では早期警戒管制機「E-767」を見学させていただきました。E-767は全国で浜松基地のみに配備されており、その数はわずか4機です。広大な空域を監視しながら戦闘機や地上部隊へ情報を提供する、日本の防空体制を支える極めて重要な航空機です。

説明の中では、他国機への対応によるスクランブル発進に加え、近年は他国による無人機を活用した偵察・情報収集活動への警戒も重要な任務となっているとのお話を伺いました。従来の航空機への対応だけではなく、新たな脅威への対応が求められていることを実感するとともに、私たちが想像する以上に我が国を取り巻く安全保障環境が大きく変化していることを改めて認識しました。

さらに印象的だったのは、防衛の領域が空だけではなく宇宙空間へも広がっていることです。人工衛星への依存が高まる中、通信や測位、情報収集などの分野において宇宙の重要性は年々増しています。航空自衛隊もこうした変化に対応し、新たな体制整備や人材育成を進めており、防衛の最前線が大きく変化していることを感じました。

また、南海トラフ巨大地震などの大規模災害発生時には、浜松基地が航空搬送や広域支援の重要拠点となること、自衛官募集や人材確保に大きな課題を抱えていること、地域との共生や防災協定の取り組みなどについてもお話を伺いました。

私たちが日々安心して暮らせるのは、昼夜を問わず任務にあたる隊員の皆様の努力と使命感に支えられているからです。

国防は国の役割、防災は県や市町の役割という区分だけではなく、有事も災害も「県民の命を守る」という一点でつながっています。今回学んだことを今後の県政活動に生かしてまいります。

ご対応いただいた航空自衛隊浜松基地の皆様に心より感謝申し上げます。

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