学校ボランティア

2026年5月22日(金)23日(土)

初日は放課後の16時から。

二日目は早朝より、函南小学校の外構整備として、草刈りや樹木の剪定作業のボランティアに参加してきました。

正直、学校周辺環境は想像以上に手が回りきっていない状態のように感じました。

先生方だけで対応できる範囲には限界があり、改めて「学校だけでは支えきれない時代」に入っているのだと思います。

近年、PTA活動は全国的に縮小傾向にあります。

特にコロナ禍をきっかけに、「行事を減らす」「集まりをなくす」という流れが一気に進んだように感じます。

もちろん、

「忙しい」

「面倒くさい」

「学校がやればいい」

という声も理解できます。

また、

「学校が業者に外注すればいい」

という意見もあると思います。

ただ現実には、函南町に潤沢な教育予算があるわけではありません。

限られた予算の中で、施設維持、修繕、教育環境整備など、様々な課題に対応しています。

だからこそ、公立学校は私立学校とは違い、“地域で支える力”が学校環境そのものに影響する場面が少なくないのだと思います。

一度縮小した地域の支え合いは、簡単には元に戻らないのではないかとも感じています。

今回集まっていた皆さんは、純粋に「函南小学校の子ども達のために」という想いで動いている方ばかりでした。

しかも、自分の子どもが既に卒業している方も多く、“今だけ・自分だけ”ではない姿勢に頭が下がる思いでした。

また、今の立場になって特に感じるのは、こうした地域活動やボランティアに関わっている方々は、人並み以上に忙しい方ばかりだということです。

地域活動、学校支援、防災、清掃活動、イベント運営――。

どこへ行っても、結局は同じ顔ぶれが集まっています。

しかも、その多くが高齢の方々です。

本来なら、忙しいことを理由に断っても誰も責めない立場の方達が、「誰かがやらなければ」という思いで地域を支えてくれています。

だからこそ、あと10年した時に、この地域活動がどうなっているのか、不安を感じる場面もあります。

函南町の中でも、丹那小学校や桑村小学校のように、地域が学校を支えなければ成り立たない環境にある学校では、地域との距離が近く、あたたかい雰囲気を感じる場面が多くあります。

一方で、児童数の多い学校では、「誰かがやってくれる」という空気が生まれやすくなっているのかもしれません。

もちろん、今の保護者世代も仕事や子育てに追われ、本当に大変な時代です。

ただ、その中でも学校との関わり方や、地域との繋がり方を、もう一度考える必要があるようにも感じます。

私は、こうした活動には「草を刈る」以上の価値があるのだと思っています。

先生方の働き方改革が進む一方で、現場では業務過多が深刻化しているとも聞きます。

また、学校現場の実情を知らないまま、保護者から過剰な要望が出てしまうこともあるのかもしれません。

だからこそ、学校・保護者・地域が顔を合わせ、一緒に汗を流す時間には意味があるのだと思います。

そして今後は、こうした地域の困りごとを支援できるボランティア団体のような仕組みが、町の中に必要になってくるのかもしれません。

実際には、既に小さな団体や、個人で地域を支えている方々は沢山いるはずです。

ただ、それぞれがバラバラに頑張っている現状もあり、「困っている人」と「力を貸したい人」が、上手く繋がれていない場面も多いように感じます。

少しずつでも、そうした力を繋げられる地域づくりができたらと思います。

今回、私がPTA会長だった時に大変お世話になった校長先生とも久しぶりにお会いしました。

特にコロナ禍では、何が正解か誰にも分からない中で、学校運営もPTA活動も非常に難しい時期だったことを思い出します。

行事をやるべきか、止めるべきか。

子ども達のために何を残し、何を我慢すべきか。

学校側も、保護者側も、本当に悩みながら進めていた時代だったように思います。

現在、その校長先生は退職後に先生方を指導する立場で活躍されており、偶然、先生方が集まる部屋で再会しました。

不思議なもので、苦楽を共にした方とは、久しぶりでも久しぶりな感じがしないものです。

人と人との繋がりこそが、地域の価値であり、学校の魅力なのだと思います。

学校を支える背中を、ぜひ子ども達に見せてほしい。

地域を守る姿を、次の世代へ繋いでほしい。

もしかしたら今の保護者世代は、その姿を十分に見せてもらえない時代だったのかもしれません。

だからこそ、今ここで止めてはいけない。

学校や地域を脈々と守ってきた想いを、少しでも次へ繋いでいく必要があるのだと感じた二日間でした。

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