韓国・釜山視察

2026年4月27日-29日

この度、富士山静岡空港釜山便の就航に伴い、韓国・釜山への視察を行いました。

今回の視察は、富士山静岡空港と釜山を結ぶ国際路線について、安定運航に向けた課題を把握するとともに、インバウンド・アウトバウンド双方の拡大につなげていくことを目的として実施しました。

〇富士山静岡空港株式会社

釜山便の就航経緯や現在の運航状況について説明を受けました。路線は開設して終わりではなく、継続的な利用があってこそ維持されるものであることを改めて認識しました。

課題としては、通年での利用をいかに確保するかという点であり、観光だけに依存しない需要の掘り起こしや、空港を起点とした広域的な誘客の仕組みづくりが求められます。

〇ハナツアー釜山支社

韓国最大手旅行会社の一つであり、現地の旅行動向について意見交換を行いました。SNSを起点に認知が広がり、個人旅行を経てツアー化される流れが明確であることが印象的でした。

特に、有名観光地だけでなく「まだ知られていない場所」や「体験」が選ばれる傾向が強く、旅行の選び方自体が変化していることを実感しました。

課題としては、静岡県は観光資源の評価は高いものの認知が不足しており、「売れる形」になっていない点です。ターゲットを意識した発信と商品づくりを一体で進める必要があります。

〇エアプサン株式会社

静岡-釜山路線を運航する航空会社として、路線維持の考え方について説明を受けました。観光資源の魅力に加え、搭乗率や継続的な利用が前提となるという現実を改めて認識しました。

また、空港から観光地までのアクセスや滞在時間の使い方も重要な要素であり、単に「来てもらう」だけでなく「どう過ごしてもらうか」が問われていると感じました。

課題としては、安定的な利用を確保するための需要創出であり、インバウンドだけでなくアウトバウンドも含めた双方向の利用促進が求められます。

〇在釜山日本国総領事館

韓国における訪日観光の現状と地方誘客の課題について説明を受けました。地方への誘客には継続的な情報発信と関係構築が重要であるとの認識を共有しました。

一度の発信ではなく、継続的に接点を持ち続けることで初めて認知と信頼が積み上がっていくという点が非常に印象的でした。

課題としては、一過性ではなく継続的に発信し続ける体制づくりであり、行政として戦略的に取り組んでいく必要があります。

また、視察の合間には国際市場やチャガルチ市場も訪れ、現地の活気や観光の実態を肌で感じることができました。人の流れや消費の動きから、観光が地域経済に与える影響の大きさを改めて実感しました。

富士山静岡空港から出発し、改めて感じたのは「思いのほか近い」ということです。心理的な距離以上に物理的にも近く、今後の交流拡大に大きな可能性を感じました。

今回の視察で得た学びを、今後の県政にしっかりと反映してまいります。

#釜山#富士山静岡空港#インバウンド#アウトバウンド#観光政策#県政報告