2026年4月22日(水)
この日は、茨城県境町にある下水汚泥の堆肥化施設「さしまアクアステーション」を視察しました。
現地では、施設の仕組みから運用の実態、事業としての課題まで率直なお話を伺うことができ、大変有意義な機会となりました。
この施設では、下水処理で発生する汚泥を約15日〜18日かけて発酵させ、肥料として再利用しています。1日あたり約6〜7トンを処理し、地域の農業へ還元されている点は、「処分」から「資源化」への転換を体現する取り組みでした。
一方で、現場の声として印象的だったのは「技術はできるが、仕組みが難しい」という点です。特に、5年程度の短期契約では設備投資の回収が難しく、事業として成立しにくいという現実や、農家に使ってもらうまでには時間をかけた実証が必要であることなど、導入にあたっての課題も明確でした。
こうした背景を踏まえると、今後はウォーターPPPやDBO方式(民間が施設の設計・建設・運営を一体的に担い、長期契約で維持管理まで行う仕組み)のように、整備と運営を一体で捉えた長期的な枠組みが現実的であると考えられます。
単なる環境対策にとどまらず、下水処理、農業振興、コスト削減を一体で捉えて考えるべき分野であり、非常に示唆に富む視察となりました。
今回得た知見は、函南町エリアでの導入可能性の検討も含め、今後の県政にしっかりと活かしてまいります。
ご対応いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
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