2026年1月12日(火)

1月11日、来賓として「令和8年函南町はたちの集い」に出席し、会場で晴れ着に身を包んだ参加者の皆さんを見て、個人的にも多くの思いが胸をよぎりました。

配布された冊子には、娘の名前も記されていました。

今年度、障がいのある娘が二十歳を迎えました。

もし状況が違っていれば、同級生としてこの場に立ち、会場に集まった皆さんと同じ時間を共有していたのかもしれません。

娘が生まれて間もなく、障がいがあることが分かったとき、「なぜ自分の子が」と思った日のことを、今でもはっきりと覚えています。

当時は仕事に追われ、心身ともに余裕を持てず、子育てに十分向き合えなかったのが正直なところです。それでも妻は文句一つ言わず、娘のために病院を探し、支援先を探し、一つひとつ道を切り開いてきました。

二十歳を迎えた娘は、今、周囲を気遣い、人の気持ちに寄り添える大人に成長しました。

それは決して当たり前のことではなく、多くの方々の支え、とりわけこれまで関わってくださった支援事業所の皆さまや特別支援学校の教職員の皆さま、そして何より、娘を支え続けてきた妻の支えがあってこその姿だと感じています。

娘は、私たち家族も含め、これからも障がいと向き合いながら生きていくことになります。

世の中でいう「普通」が、簡単ではない場面も少なくありません。

会場にいる皆さんの中にも、見た目では分からない悩みや苦しみを抱えている人がいるのかもしれません。

「普通」のことができることは、決して当たり前ではありません。

だからこそ、自分の価値、そして自分の命を大切にしてほしいと思います。

父親として、娘の役に立てたかと問われれば、胸を張れるものではありません。

頼まれごとから始まった今の仕事も、気が付けば、弱い立場にある人の声に耳を傾ける仕事になっていました。

娘と、そして娘を支え続けてきた妻の姿を、間近で見てきたからだと思います。

だからこそ、県議会議員として、同じ悩みや不安を抱えるお子さんや保護者の皆さま、そして現場で支援に尽力されている事業者の皆さまのお役に立てるよう、これからも一つひとつ取り組んでいきたいと思います。