第5回富士山保全・適正活用推進特別委員会

2025年11月26日(水)

この日は、県議会「富士山保全・適正活用推進特別委員会」が開催されました。

環境省、国立公園管理事務所、学識者の皆様から、富士山の保全、オーバーツーリズム対策、山岳医療体制の現状と課題について、幅広くご説明をいただきました。

その中でも、登山者の生命を守る最前線である「富士山衛生センター」は、今後の富士山における安全登山と適正利用を考える上で、極めて重要な役割を担っています。

しかし、医療需要の変化や登山者の行動様式が大きく変わる中で、現場では運営体制の維持が年々難しさを増していることが明らかになりました。

特に、医師や看護師といった医療従事者の確保は、高度な医療判断が求められる特殊環境ゆえに負担が大きく、十分な人員体制の維持が継続的な課題となっています。

また、救急搬送に依存するヘリコプター運用は天候に大きく左右され、搬送体制の安定性確保には限界があることも指摘されています。

加えて、夜間登山の増加に伴い、救護体制の強化や情報共有の整備が求められているほか、衛生センターの運営にかかる費用負担と持続性についても、今後の制度設計を考えていく必要があると感じました。

富士山の安全と価値を守るためには、現場で支えてくださる方々の努力に依存するのではなく、県・国・山小屋・関係団体がそれぞれの役割を明確にし、医療体制の強化と継続可能な運営モデルの構築を進めなければなりません。

県民の安全と誇りを守る責任を果たすため、議会としても今後の政策提言につなげてまいります。

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