第16回全日本ホルスタイン共進会を視察

2025年10月25日(土)

この日は、北海道安平町で開催された第16回大会を視察しました。

「全日本ホルスタイン共進会(全共)」は、“乳牛の美人コンテスト”や“乳牛のオリンピック”とも呼ばれ、全国各地の代表牛が一堂に会して、健康で長く活躍できる体型の改良度合いを競う大会です。1951年に神奈川県平塚市で第1回が開催されて以来、概ね5年ごとに酪農主要県で開かれ、酪農家や関係者が技術研鑽と交流を深める「酪農の祭典」として続いてきました。

新型コロナの影響で10年ぶりの開催となった今回は、全国から約400頭の代表牛が出場し、技術の粋を競い合う熱気に包まれていました。

静岡県からは、函南町の内田利光さん(プラスバ―ランド ブランディ チエダ― ET)が第11部〈経産36月以上48月未満(3歳)〉で“2ndベストアダー”に選出される快挙を達成。「この結果は“オール静岡”で勝ち取ったもの。多くの仲間の支えがあってこそです」と内田さんは笑顔で語ってくださいました。

さらに、伊豆の国市の大美伊豆牧場さんが〈経産20月以上22月未満の部〉に、県立田方農業高校が〈未経産12月以上14月未満の部〉にそれぞれ出場。

高校生たちにとっても、全国レベルの共進会に参加し、現場で学ぶことができたのは非常に貴重な経験でした。

現地では、地域でよく知る生産者や関係者の方々も応援に駆けつけ、生徒や出品者に温かい声援を送っていました。地域が一体となって支える姿が印象的でした。

今回の代表4頭の生産者はいずれも、函南町畜産共進会をはじめとする地域の共進会で日々研鑽を重ねる仲間であり、地域を超えたつながりと努力の積み重ねがこの成果につながりました。

静岡県としても大変誇らしい結果であり、県内酪農の底力と教育現場の力を改めて感じました。

全国の現場を学びながら、静岡の酪農の誇りと可能性を実感した視察となりました。

今後も、こうした挑戦を支える環境づくりを県政の立場から後押ししてまいります。

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