観光産業振興議連視察

2025年9月1日-2日

9月1日・2日の二日間、観光産業振興議連の一員として、県内の観光資源や地域づくりの取組を現地で視察しました。

用宗エリア(CSA不動産・CSA travel)

最初に訪れたのは静岡市用宗地区です。ここではCSA不動産と関連会社CSA travelが中心となり、地域資源を活かしたまちづくりに取り組んでいます。古民家をリノベーションした一棟貸し宿泊施設「日本色」は、歴史や景観を大切にしながら新しい滞在型観光を生み出しています。また、まち歩きプランや住民との交流の仕組みも展開されており、不動産業の枠を超えて地域の魅力を引き出している姿に強い印象を受けました。

ガイアフロー静岡蒸溜所

次に訪れたのは、静岡市葵区の山間にあるガイアフロー静岡蒸溜所です。ここでは薪直火蒸留や軽井沢蒸溜所から引き継いだポットスティルを活用し、伝統と革新を融合させたウイスキーづくりが行われていました。2020年に初めて発売された「プロローグK」以降、世界的な品評会でも高く評価されており、地域の自然素材を取り入れながら世界に挑む姿は、静岡発のものづくりの力を感じさせるものでした。

寸又峡温泉・夢の吊橋

大井川上流に位置する寸又峡温泉では、エメラルドグリーンの湖面に架かる「夢の吊橋」を訪れました。国内外で注目されるこの観光地は、峡谷の自然美と温泉が調和する滞在型観光の拠点となっています。自然の恵みを観光に活かす一方で、環境保全とのバランスをどのように図っていくかが今後の課題であると感じました。

大井川鐵道

大井川鐵道は、地域住民の足であるとともに、SLや「きかんしゃトーマス号」の運行を通じて観光の象徴ともなってきました。しかし、令和4年の台風15号による甚大な被害で本線は全線運休となり、現在も川根温泉笹間渡駅以北は不通のままです。沿線人口減少やコロナ禍の影響も重なり経営は厳しい状況ですが、県や市町が連携した支援スキームが整い、復旧と老朽化対策に向けた動きが始まりました。地域の暮らしと観光を次の世代につなぐために、大井川鐵道の挑戦を後押ししていきたいと思います。

静波サーフスタジアム PerfectSwell®

最後に牧之原市の静波サーフスタジアム PerfectSwell®を視察しました。日本初の本格的造波プールを備え、初心者からプロサーファーまで幅広く利用できる施設です。常に安定した波を再現できることで反復練習が可能となり、競技力向上や安全面でも効果を発揮しています。すでに国内外の大会も開催され、スポーツツーリズムの拠点として成長を続けており、新しい観光資源の形を示していました。

今回の視察を通じて、静岡県内には地域資源を観光と結びつけ、持続可能な形で活かそうとする多様な取組があることを改めて実感しました。まちづくり、ものづくり、自然景観、伝統鉄道、スポーツと、異なる分野がそれぞれ観光を支えており、これらを結びつけて発展させることが今後の大きな課題であると感じました。

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