2025年8月7日(木)
この日は委員として富士山須走口から山頂へ。
山頂の山小屋「山口屋」で、富士山本宮浅間大社の禰宜、小山町経済産業部商工観光課の担当者、須走口の山小屋店主の方々から直接お話を伺いました。
当日は悪天候。頂上のトイレには軽装で天候に対応できない登山者が詰めかけ、事実上の避難場所となっていました。
強風と寒さ、視界不良の中での登頂は二度と経験したくないほど過酷で、命の危険を肌で感じました。
この体験は、富士山登山の怖さと備えの重要性を実感させるものであり、今後の発信を通じて多くの方へ危険を啓発していきたいと思います。
夜間登山の規制で静けさは戻りつつありますが、早朝に負荷が集中し、八合目合流部などで安全上の課題が残っています。
落石対策設備には損傷や老朽化が見られ、山小屋や地元だけでは維持が難しい状況です。
トイレ維持や資材運搬、施設老朽化への対応など、すべての山小屋に共通して存在します。任意の協力金だけでは安定した財源になりにくいという声も多く聞かれました。
また、装備不足やごみの扱いなど、マナー面の課題は国籍を問わず存在します。特に、「巡礼の要素が色濃かった時代に比べ、観光登山の要素が強まってから、登山者のマナーが悪くなった」という意見は印象的でした。
山梨側と静岡側で開山日が異なる年は、通山(ルート横断)が可能かどうかの情報が登山者に届きにくいとの指摘も。
さらに、入山料導入後に家族や子どもの登山者が減っているという現場感も無視できません。自然体験の機会は守られるべきであり、あわせて富士山の大切さや尊さといった日本人特有の精神的な承継も大切です。子ども向けの割引や免除など、次世代が登山を通して学べる環境を残す工夫が必要だと感じます。
私見として、少数のモラル欠如が全体の安全を脅かす以上、誰もがルールとマナーを守らざるを得ない仕組みが必要です。具体的な制度設計は今後の議論に委ねますが、登山前の短時間講習や装備確認、現地での適切な誘導、分かりやすい情報発信など、実効性のある枠組みを丁寧に検討していきます。
現場で伺った生の声は、事前のレクチャーとは異なる点も多く、とても勉強になりました。
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