第三回 富士山保全活用調査特別委員会

2025年7月30日(水)

この日は、第三回 富士山保全活用調査特別委員会が開かれ委員として出席しました。

世界文化遺産・富士山の登録から11年。

増え続ける登山者により、登山マナーや安全対策、自然環境の保全といった課題が年々深刻化しています。

今回の委員会では、

スポーツ文化観光部・くらし環境部・交通基盤部・危機管理部・警察本部など、関係部局からの説明を受け、現状の課題と今後の対応について質疑応答を行いました。

登山マナー違反については、外国人登山者が注目されがちですが、実際には国籍を問わず、国内外すべての登山者に共通する問題です。

誰もが「富士山を登らせてもらっている」という意識と責任を持つことが必要です。

また、山梨県では「富士山レンジャー」により、軽装登山者などの入山を制限できる体制を整えていますが、静岡県の「富士山アドバイザー」は助言・情報提供にとどまり、入山拒否などの強制力はありません。

今後、静岡県としても実効性ある現地対応のあり方を再検討する必要があります。

さらに、富士山が「開山中」か「閉山中」かという線引きだけでなく、マナーを守らない登山者への救助ヘリ費用の負担の在り方や、命を懸けて活動する山岳遭難救助隊の負担軽減についても、今後の重要な論点です。

次回以降は、現地調査を経て、こうした実態を踏まえた具体的な提言を取りまとめてまいります。

#富士山保全#登山マナー#山岳救助#救助費用のあり方#富士山レンジャー#富士山アドバイザー#静岡県議会#第三回委員会#山梨県との連携#富士山の未来へ