能登災害地支援ボランティア

昨年、石川県能登地方は大規模な地震と度重なる大雨により甚大な被害を受け、多くの家屋や道路が損壊し、今もなお復旧が進む最中にあります。こうした災害は、伊豆半島に暮らす私たちにとっても決して他人ごとではありません。

そんな中、ライオンズクラブの企画によるボランティア活動に、息子とともに参加してきました。高校生となった息子は中学生の頃からボランティアに連れて行っており、今回も息子にとっても私にとっても貴重な経験となりました。函南ライオンズのメンバー3名とともに車を交代しながら、片道約8時間をかけて現地へ向かいました。

1日目は石川県七尾市まで移動し、素泊まりで一泊しました。市内にはいくつもの大きな旅館の壁が崩れたまま休業している姿があり、被害の深刻さを改めて実感しました。

翌朝、さらに車で約1時間半かけて、目的地である輪島市大沢町へ入りました。現地では、被災したお宅での家財の運び出し作業をお手伝いしました。

大沢町の港では、地震の影響で海底が隆起し、海面が港に届かないという衝撃的な光景が広がっていました。輪島市までの道路は、今年2月に応急的に開通したばかり。車道こそ通行可能ではあるものの、デコボコな箇所が多くスピード制限がかかっており、歩道は今も地震当時のまま。被害の大きさと復旧の難しさを痛感しました。

輪島市大沢町は、山と海に挟まれた漁村で、竹の垣根「間垣」が特徴的な美しい町だったそうです。半農半漁の暮らしと自然と共生する風景は、多くの人に感動を与えてきたといいます。そんな素晴らしい町が一日も早く復興し、私たちの活動が、そこで暮らしていた方々の元気につながってほしいと願っています。

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