障がい者就労継続支援B型事業所視察

2025年4月7日(月)

この日は、函南町の畑毛区にある障がい者就労継続支援B型事業所『志~cocoro~』さんを視察させていただきました。

志さんは、利用している90%以上の方が引きこもり経験者又は他事業所で定着できなかった方たちということで、そういった方たちが「毎日来る」ことを目標に掲げて支援を行っています。

まずは家から出て社会とのつながりを持つために毎日通所する。毎日通所できるようになったら今度は作業に参加。施設内は9つの作業部屋に分かれ、個々に合った作業が用意されており、利用者の心の状態に合わせた段階的な支援を実施しています。

他にも一日15便から20便の送迎サービスを行っており利用者のその日の心身の状態に合わせて多い方で1日に4回ほど迎えに行くとのことでした。

こうした利用者の立場に立ったきめ細かな支援により、利用者と職員との関係性の構築、情緒の安定が生活の安定につながると考えているとのことでした。

さらにこちらの施設で作業や通所がしっかりとできるようになるとこの施設から歩いて3分ほどのところにある『志~cocoro~WORKS』にて本格的な作業訓練を行います。

こちらの施設では、「コインランドリ」「カフェ」「アルミ缶リサイクル」「木工製品制作」等の運営を行いながら施設外就労や施設外作業、更には専門性を高めたプロフェッショナルな技術の習得を目指しており、「働く」ことに特化し、日々の作業の中で小さな挑戦から大きな挑戦に自ら取り組むんだ結果、「高工賃」「一般就労」につながる支援をしています。

『志WORKS』で働く皆さんが着るユニフォームはカッコ良いのですが、B型事業所『志』の利用者が、このユニフォームを着ることに憧れ、これが頑張るモチベーションのアップにも繋がっているとのことでした。

こちらのような『利用者ファースト』の素晴らしい事業所にはもっともっと活躍していただきたいです。

障がい者就労継続支援事業所や利用者に対する偏見を取り除いていくために地域との交流。他にも安定的な仕事の確保が課題だということだったので、私の立場としてもそれらが改善できるようにしっかりと支援していきます。