九州視察1日目(大分県)

2025年3月26日(水)

この日から三日間、今年度最後となる視察で九州を訪問してきました。

〇大分県庁

『宇宙港(SPACEPORT)の取り組みについて』

大分空港が宇宙港候補として選ばれた理由は、ボーイング747の水平離着陸で必要となる3000メートルの長さの滑走路があることや、ロケットや人工衛星の点検や整備にも活用できる自動車や鉄鋼、精密機械などの産業がバランス良く県内に集積していることだそうです。

また、大分県の宇宙事業への挑戦は地球低軌道環境観測超小型衛星「てんこう」の開発を機に、2020年には米国VirginnOrbit社と「大分空港の宇宙港活用」に関するパートナシップ締結。2022年には米国SierraSpece・兼松株式会社・日本航空株式会社とのパートナーシップの発表などたった5年で目覚ましい進歩を遂げています。

他にも大分県立国東高校では「SPACEコース」を2024年に新設したところ2025年の新入生は他県から入学の希望があるなど大分県の特徴を活かした教育活動は大変参考になりました。

宇宙港事業の実現は2028年を目標にしているということでしたが、米国と日本での法律の違い、火山活動や地震リスクといった自然災害のリスクを考慮した慎重な計画が求められるでしょう。それでも長期的には地域経済の活性化や日本の宇宙開発の進展に貢献する可能性があると言えると思います。

静岡県でも無駄なものについては緊縮財政は大切ですが、静岡県の魅力を活かすことができる分野においては積極財政にて運営していただきたいです。