2025年2月12日(水)
この日から二日間、観光産業振興議員連盟視察により静岡県西部地区の視察を行ってきました。
「観光産業振興議員連盟」は、静岡県の観光産業を支援する政策のため、観光地や関連施設を視察し、成功事例の把握、現場の状況把握や課題を知り、それを改善することを目的として活動しています。
1.浜名湖パークビレッジ
湖西市新居町の新居弁天海釣公園を民間活用した総合レジャー施設で、キャンプ泊やバーベキューなどのデイキャンプにも使えるキャンプサイト、ドッグラン付きのペット同伴キャンプサイト、オートキャンプサイト、温水シャワー、清潔なトイレも完備したキャンプパークのほか、ドッグラン、カフェレストラン、リラクゼーション施設からなるテラスパークが整備されていました。また、表浜でのサーフィン、フィッシングにも便利な駐車場(有料)も備えています。
現管理者は湖西市の公園管理が不十分な状態で引き継ぎ、コロナ禍で再生が一時期ストップしたことで苦労したが、パークPFI(都市公園の整備や運営を民間事業者に任せる制度)の手法を活用して現在の経営状況まで立て直した。
メイン事業はオートキャンプ場であり、レストランは週末しか賑わいが無かった状態だったが、ドッグランを設置したことで客層に変化が見られている。
また、周辺の松枯れで景観が悪くなっていることを利用者に指摘されているが、県の管理地になるため整備をお願いしたとのご要望をいただきました。
2.特定非営利活動法人トータルケアセンター
グループ内には、就労施設・生活支援施設・放課後デイサービス・高齢者地域密着型デイサービスといった18事業施設の運営をしており、有機や無農薬・無添加食品の栽培・製造・販売、自然化粧品の販売、レストラン等の就労支援を展開していた。
特に素晴らしい取り組みは、年二回を目標に働く皆さんで日帰り旅行や一泊研修旅行等を実施しているとのことでした。
「医療的ケアが必要な方も静岡県なら旅行を楽しめるぞ」という、日本国内では聞いたことが無い観光環境を静岡県で創ってほしい。一泊でも良いので、医療的ケアが必要な方でも安心して宿泊できる施設がほしい(具体的には、車椅子が入り口から部屋までストレスなくスムーズに移動できる、家族で一緒にお風呂に入れる、食事のアレンジができる等)。一つの観光地の中で、限られた宿泊施設だけを特化させてくれても良いので、全国に先駆けて静岡県でそのような宿泊先ができるように支援してほしいといったご要望をいただきました。




