2024年10月12日(土)
この日は、裾野市東地区のおやじの会が月に一回行っている「何にもしない合宿」の視察に行ってきました。
静岡県地域づくりアドバイザーである小田圭介さんが監修して、地域の大人の皆さんが自主的に力を合わせて運営しています。
合宿には高校生から小学生までが参加しており、大人も合わせると80名ほどの人数が参加していました。
この日は、なんと島根県から見学者がお見えになっていました。
消灯時間までは子ども達は自由に過ごすということで、基本的に大人は見守るだけで、子ども同士が声を掛け合って様々な遊びをしたり、雑談をしたりしていましたが、その雰囲気は自分が子どもの頃に放課後の学校や近所の子ども達と年代を問わず遊んだことを思い出しました。
子ども達に誘われドッジボールに参加させてもらいました。主には外野で球拾いをしていましたが、子ども達との距離もあったため一投だけ強めに投げたら前の子が避けたボールが運悪く後ろの子の顔に当たってしまい鼻血が出る事態に・・・驚いたことに子ども達が直ぐに駆け寄り、ティッシュペーパーを持ってきてくれたり、安静にするために椅子に座った後に世代を問わず何人もの子ども達が怪我をした子が安心するように声をかけてくれたり、傍にいてくれたりと子ども達一人一人がその時にやらなければいけないことが分かっているのだと感じました。
消灯後に小田さんやこの活動を支援している大学生達とお話をさせていただく機会もいただけました。
何もしない合宿は、小田さんの活動によって全国に知られて広がりをみせているそうです。
何よりも嬉しかったのは、次世代の若者が、小田さんの取り組みに憧れ、自らもこの合宿の実現に向けて目を輝かせながら行動している姿でした。
見学はいつでも自由だということで、是非一度直接見ていただきたいです。子どもの教育以外に全てのコミュニティーづくりに通じるヒントが在ると思います。
小田さんご本人は何も言いませんが、この素晴らしい環境ができあがるまでに、これまで苦労も絶えなかったかと思います。今後、何か私の方で力になれることがあれば、全力で応援させていただきます。


