2024年9月14日(土)
この日は、函南町に在る静岡県立田方農業高等学校のライフデザイン科セラピーコースの高校生達が園芸福祉の知識を生かして開催している認知症カフェ「ふるーるカフェ」の視察に伺いました。
カフェは午前から開催していましたが、私はお昼過ぎからカフェの運営している「チームそわん」のミーティングに参加させていただきました。
チームそわんは田方農業高校のライフデザイン科セラピーコースの高校生達が中心となり、伊豆の国韮山地区の市民ボランティア「カフェ行くべ~」さん、伊豆の国市地域包括支援センターさん、順天堂静岡病院さん、中伊豆リハビリテーションセンターさんが協力して主には『認知症マフ』の作製と普及活動をしています。
認知症マフは、認知症特有の症状から手元に不安を感じる人が触れたり手を通したりして落ち着けるように作られた円柱型のニット小物です。
この日は、マフで使用される毛糸の収集方法や安全なマフの作り方の指導、マフの新たなデザインのアイデアの発表などが行われましたが、チームそわんの皆さんは前向きで明るく、終始笑顔の絶えないミーティングでした。
印象的だったのは高校生たちの挨拶や気遣いが素晴らしかった。
福祉に携わる人材が不足していると言われていますが、こういった素晴らしい高校生たちが将来福祉の世界で力を発揮してくれることで明るい未来をみた気がします。
函南町にこんな素晴らしい学校があることを改めて知ることができ、より良い町づくりのために田方農業高校の存在は貴重だと感じました。
この日の活動を観ただけでもここまで創り上げてきたご担当の先生のご苦労は相当なものだったと思います。
担任の先生のお考えのお邪魔とならない範囲で私もチームそわんの活動に協力していきます。
県政でも子どもたちを育む学校環境をより良いものにできるように取り組んでいきます。