2024年8月15日(木)
この日は、函南町丹那区内にある危険盛り土とされている箇所の応急対策工事の説明会が開かされました。
今年の4月に発表された県の調査結果によると盛り土が崩落する可能性が高いとされ、その土砂が流れる下流域には人家があります。
この地にお住いの皆さんは、当時の工事が安全を担保されるルールに基づいて施工されたのか、台風や線状降水帯の影響がこの地にどのように作用するのか分からないことに不安を抱えて生活しています。
このような工事は意図的なのか人家の少ない場所が選ばれることが多く、不安を訴える声は小さく、行政等に届きにくいといったデメリットがあります。
3年ほど手付かずだった危険盛り土ですが、事業者と県職員による地道な交渉と県による調査結果が証拠となり、この地で暮らす住人の安全安心に向けて動き出しました。
これは県の弛まない努力だけではなく、この裏では住人が減少していく地域にあっても住人同士が力を合わせて解決に向けた努力を続けたから実現したのだと思います。
この日を迎えるまでに県や町、住人代表の皆さまと何度か話をする機会がありましたが、それぞれに立場があり、3年もの期間があるとどこか関係者同心に疑心暗鬼が生じている印象を受けました。
それぞれの立場で考えや主張が違うのは当然で、それぞれが間違っているわけではありません。
でも、不安を抱えて生活している住人の安全安心を取り戻すことが最大の目的です。
そのためには、お互いの主張をぶつけ合うのではなく、それぞれの立場でできることを行い、力を合わせる事が重要だと思います。
不安を抱える住人の皆さんが一日でも早く元通りの生活を取り戻すために、私の活動がその一助となるように頑張ります。
また、声なき声に耳を傾け、小さな声も取りこぼしがないように現場へと出向く活動にもより一層力を入れていきます。と