2024年7月24日(水)
この日は、私も含む静岡県議会産業員会に所属する議員の皆さんの10名での県内視察が行われました。
御殿場市内を拠点とする㈱つぼぐちフードサービスと石川酒造、印野郷土振興協会が農業振興や観光促進の新たな核となる酒造を生み出すプロジェクトとして進めており、今年の10月頃の完成を予定しています。
地元の農業者との連携や観光の相乗効果を担う地域循環型経済モデルとなる酒造事業の取り組みを視察した。
酒造施設は、富士山樹空の森の直ぐ隣で、敷地面積2,000㎡、鉄骨造の平屋建で延床面積710㎡、年間最大90klの日本酒を製造ができ、試飲や直売も行う予定だそうです。
酒造と言えば木造を創造していましたが、この酒造は「FACTORY」といった感じで、この酒造施設の完成図の他にも日本酒を詰める瓶、パッケージなどの原案を見させていただきましたが、とても「おしゃれ」。
選ばれる要素として富士山の伏流水を使用した他との差別化、味や品質に対する拘りの他にも「おしゃれ」なことはとても重要なことだと思います。
外国人観光客に人気の高い富士山の麓にある酒造として、その地の利を活かした外国人向けの富士山に因んだ日本酒開発によって海外進出を図るといった夢のある計画も聴くことができ、静岡県発祥の酒造メーカーとしてその活躍を期待したくなりました。
〇富士丸西牧場
現在、畜産農業では輸入飼料価格が高止まりしており、畜産農業経営安定化のために県産飼料への転換が必要な事態となっています。
富士丸西牧場さんでは、カウコンフォート(牛の快適性)を重視した都府県型酪農経営を進めており、業界でも珍しくなった放牧酪農を行っています。
その成果の表れの一つとして、現在は乳牛の改良が進んだことで、1965年には年間4,250㎏だった一頭あたりの乳量は、2020年には2倍強の8,806㎏まで増えているそうですが、富士丸西牧場さんでは年間平均10,000㎏以上の生産を15年以上継続しており、令和2年には「内閣総理大臣賞」を受賞したということでした。
ここでの視察は、牧場の視察ではなく県産飼料転換に向けて導入された機械を視察しましたが、1億円を超える大型重機の導入をしており、一般的な畜産農業としては大きく異なる規模で運営されていることだけは容易に想像がつきました。
どんな仕事でも同じことが言えますが、選ばれるところはより一層選ばれるといった二極化が進んでいる様子をここでも目の当たりにしましたが、選ばれているところは総じて時代の変化に柔軟に対応して正しく努力しているのだとここでの視察で感じました。
〇富士の国乳業株式会社(富士宮市北山)
富士宮市の酪農家や農業団体が集まって出資し、酪農家による牛乳ブランド会社として2016年に設立され、運営する加工場としては生産・製造・加工・販売まで行っています。
加工場は4,700㎡の敷地に建てられた工場で、日量7.0tの牛乳を製造して地元の小中学校に合計32,000パックを納入しているそうです。
こちらの加工場に牛乳を供給している全ての酪農家は、「しずおか農水産物認証制度」を取得している指定農家で、トレーサビリティーシステムと呼ばれる、いつ・どこで・誰が・どうやって・何をしたのかが記録され、履歴の確認ができる徹底した品質管理をしていました。
生産者の顔が見え、自分たちが造った自慢の牛乳を地元の子ども達に飲ませたいという強い想いから始まり、今では販路拡大も順調に進みながら業績は倍々で伸びているという頼もしい説明を聴くことができました。
県内視察初日はここまで終了しました。




