2024年7月13日(土)
この日は、間宮神明神社祭典にて『間宮しゃぎり保存会(間宮子供しゃぎり会)』と間宮自治会による山車の巡業が行われ、陣中見舞い(ご挨拶だけだけど)に伺いました。
祭りを彩るしゃぎりは、16世紀半ばころから静岡県の三島を中心に伊豆地方に伝わる伝統芸能のひとつで、その発祥は、雅楽からといわれており、お囃子の一種で各地で祭囃子として伝承されています。間宮のしゃぎりも江戸時代から脈々と受継がれ現在に至っており、今では、間宮しゃぎり保存会・間宮子供しゃぎり会により伝統文化を受継いでいます。
しゃぎりの音を聞くと夏が来たと感じますね。私が子どもの頃は函南町内でも「子ども会」を中心としてこのしゃがりは盛んに行われていましたが、函南町内では子ども会を解散する地区が多く、このしゃぎりを続けている地区も少なくなりました。
しゃぎりに限ったことではありませんが、人と人の触れ合いが減っている現代において、祭りのような人が集まる『場』を守っていく事はとても重要なことです。
『間宮しゃぎり保存会』の皆さまには時折呼んでいただけるのでそこでの触れ合いの中で感じることは、日ごろは本番に備えて真剣に練習はしていますが、練習後には皆さんが家族のように仲が良く、笑顔が絶えないことです。
組織や団体づくりにおいて「役」に就くのを好む方は少ないと思います。特にボランティアに近ければ尚更かもしれません。この役に就くのが嫌だという理由で携わらない選択をする方も多いでのしょう。「面倒くさいこと」や「大変なこと」のその先に素晴らしいことが待っているのを知っている皆さんだからこそこのお祭りを大切にしているのだと思いました。