2024年7月11日-12日
令和8年4月に菊川市で新たな食肉センターの建設が予定されています。
新食肉センターの安定運営のため副産物を含め販売価格を上げる方法を模索する必要があることや新食肉センターは、公設公営のの『指定管理者方式』を採るため既に行われている食肉センターからその運営方法を研修し静岡方式を構築することを目的として視察に行ってきました。
〈11日〉
この日に視察した福岡県の大宰府市にある『JA全農ミートフーズ九州事業所』は、JA全農の100%出資子会社。JA全農ミートフーズは事業所及び営業所を北海道から沖縄、更には海外まで営業所を持ち、直営店として精肉店や外食店がある。
九州事業所の大きな特徴として『廃棄ゼロ』を目的として、独自のオペレーションにより食肉センターからその日に採れた新鮮なホルモンを福岡県築志市にある直営店にて消費者に提供している。
静岡県の食肉センター事業でもこういった可能性の調査も目的の一つであったが、運営上のメリットやデメリット、要点といった普通なら聴けない具体的な内容を教えていただき大変参考になった。
〈12日〉
この日は、長崎県の佐世保市にある『佐世保食肉センター㈱』を視察しました。
同センターは、平成18年に佐世保市の指定管理を受けており、18年間もの実績がある指定管理者から指定管理の大変貴重なメリットやデメリットを具体的に聴くことができました。
その中でも「指定管理は民間のやり方でアイデアと技術でコストを下げることが重要」だというお話が印象的でした。
こちらで抱える問題も聴くことができましたが、やはり『従業員の高齢化』と『新入社員の不足』が深刻だということでした。
特に食肉を切り分ける「カット」という作業があるのですが、この作業を食肉センターでかなり細かく行われることが通常となったことで、この技術者の育成ができないことは、食肉センターの運営そのものが立ち行かなくなるということでした。
仕事の仕組みを作る上で属人化業務を減らすことは大切なことですが、この『人』にしかできない技術の素晴らしさや価値を多くの若者に知っていただき、生涯に渡って必要とされる技術者を目指していただきたいものです。
二日間の弾丸視察でしたが、静岡県の新たな食肉センターの建設と建設後の経営を正確に審査するための学習として大変参考となった視察でした。
また、食肉業界そのものや業界問題等をこれからもっと学ぶためにも、この度の視察先でお世話になった皆様との関係をこれからも大切にしていきたいです。




