フィリピン視察

2024年6月2日~5日

6月3日終日 『慰霊祭』

静岡県議会自民改革会議の『英霊にこたえる議員連盟』の一員として、フィリピンのレイテ島にあるブラウエンという町にある静岡県慰霊碑『平和之碑』前にて静岡県神道政治連盟ご協力の元、慰霊祭が執り行われ参列しました。

慰霊碑は2006年に当時の県議の皆さまが建てましたが、数年に一度は今回のように慰霊と碑の状況確認のために比訪しているそうです。

慰霊碑のある場所まで相当な時間を使って移動しましたが、日本から遠く離れた知らない土地で、日本に残した家族のために尊い命を落とした英霊を弔うことで、戦争の愚かさや当たり前ではない平和の有り難さを再認識しました。

神事終了後は、感謝と哀悼の意を込めて心を込めて参列者全員が『君が代』と『ふるさと』を唄いました。

6月4日午前 『水産物加工品輸出業者視察』

この日の午前中は水産物加工品輸出業『BLUFFIN SEAFOOD EXPORT株式会社』の製造ラインを視察しました。

こちらの会社の商品は静岡市中央卸売市場を通じて、静岡県にも流通しています。

食べたり見たりしたことのある方もいるかもしれませんが、15年ほど前にタコ焼き用の『たこぶつ』が大ヒットし、今では従業員100人による24時間操業で、1日3.4tもの『たこぶつ』を生産しているそうです。

徹底した衛生管理の様子や味や食感への拘りには並々ならぬ工夫と努力を垣間見ることができました。

6月4日午後 『送り出し機関見学』

この日の午後からは送り出し機関『MANILA INTERNATIONAL LANGUGE SCOOL』を視察しました。

フィリピンでは、採用する企業側が実習生の教育費を負担する奨学金制度が一般的だということでした。

また、フィリピン人は英語が話せるので、進学先として日本を積極的に選ばないことやコロナ禍での実習制度の停止、更には円安により日本離れが顕著に起きているそうです。

本来であれば日本を支える日本の若者が不足し、外国人の力を借りなければならない状況に対してこの事態に危機感を覚えました。

賃金だけでなく、モノづくりの品質やきめ細かな接遇等の日本人らしさを学習の魅力として実習生にPRできたら良いかもしれませんね。

移動する時間を除くと視察する時間は限られた僅かな時間でしたが、日本には無いフィリピンの魅力を知り、この度の経験により日本や静岡県を俯瞰して観る力を養うことができる貴重な視察となりました。