伊豆の国特別支援学校進路担当協議会

2024年2月19日(月)

この日は、伊豆の国市にある伊豆の国特別支援学校に通う生徒さん達の就労実習先、就労先開拓等について関係する皆様の活動状況等を共有し、今後の対応について確認及び協議会が開かれました。

協議会では、

①伊豆の国特別支援学校の進路指導、

  一般就労等の状況、支援体制の説明

②実習先、就労先開拓状況

③県障害者雇用推進コーディネーターの活動と

  特別支援学校との連携について説明

④今後について

といった内容が話し合われました。

生徒さん達に寄り添う教職員の皆さまや県職員の皆さまといった現場にいる皆さまの生の声を聴き、その活動の様子には敬服しました。

現在、従業員43.5人以上の企業には障がい者雇用が義務付けられていますが、令和4年の時点で法定雇用率を達成している企業の割合が48.3%ということもあり、初めは就労先の開拓が課題なのかと思っていましたが、就労を希望する生徒さん達の数に比べて就労先は充足している状況で、就労先である企業側にも深い理解を得られているので、安心して任せられるとのことでした。

就労支援に関係する皆様が口を揃えて言った一番の課題は、伊豆地区では西部地区や中部区部に比べて企業が少ない上、就労先として企業が手をあげてくれても、公共交通基盤が脆弱で、その企業に通勤するための通勤手段が無いというものでした。

また、企業との面談時に企業が雇用を進められない理由には「設備や人的支援など受け入れ態勢が不十分」「既存の業務でできる仕事がない・何をしてもらえれば良いのか分からない」「既存の従業員から受け入れに理解が得られない」などがあるそうです。

諸々の課題を 一度に改善することはできませんが、このような関係者の皆さまとの対話を何度も繰り返し、子どもたちがやりがいを感じながら安心して社会で自立できる地域づくりのお手伝いをしていきます。