港湾議連現地視察

2024年1月22日(月)

この日の午前中は清水区にある清水港の信興津コンテナターミナル・国際クルーズターミナル・日の出緑地、午後は富士市のふじのくに田子の浦港の現地視察に参加しました。

静岡県の清水港は日本の中心に位置し、中部圏と関東圏を東西に結ぶ東名高速道路、静岡県と山梨県や長野県を南北で結ぶ中部横断自動車道に直ぐにアクセスできることから流通ネットワークの拠点となっています。

取り扱い貨物量は1,700万トンで全国35位(2022年)ではあるものの、貿易額は輸出と輸入を合わせて3.7兆円と全国10位。主な輸出品は、自動車部品・紙・パルプ・産業機械で、日本一となっている輸出品は、オートバイ・プラモデル・ツナ缶と静岡県らしいラインナップとなっています。

この度の石川能登地震による港の被害をみて、清水港のBCP(事業継続計画)がどのようになっているか心配でしたが、防災港湾の補完・緊急輸送路・被害を受けてから3日後には緊急物資の受け入れが可能となるように清水港の入り口にある新興津コンテナターミナルの耐震強化岸壁・耐震免震ガントリークレーン・電気設備の浸水対策の他、働く方たちの避難対策や施設もしっかりと整備されており安心しました。

清水港は貿易の他にも、「清水都心ウォーターフロント地区」と銘打って、交流や賑わいを目的とした施設の他、ウインドサーフィンやヨット、SUPといった海洋レジャーや人口海浜事業の推進による海洋レクレーションにも力を入れていました。