令和5年度静岡県議会厚生委員会県外視察(3日目)

2023年10月19日(木)

『兵庫県災害医療センター』

兵庫県災害医療センターは、阪神大震災の教訓をもとに、自治体が設立する初の災害医療センターとして、平時には重症に特化した先進医療を提供し、緊急時には県内医療対応の司令塔として機能するように準備を整えています。

このセンターの病院機能及び災害時における情報指令センター機能を調査しました。

平時には、救命救急医療の提供の他、災害救急医療情報システムによる救急医療情報の収集と提供、研修や研究、訓練を実施しており、緊急時には兵庫県災害救急医療情報指令センターとなり、医療機関や搬送機関への救護班派遣、患者搬送の要請、災害医療支援活動、重症患者の受け入れをするそうです。

診療エリアには、「HybridER」と呼ばれる初期診察・CT検査・IVR・緊急手術が同一寝台で行える最新の設備や「Drカー」や「DMATカー」が導入されていました。

このセンターがなければ救えなかった命が数多くあったかと思います。阪神大震災の悲惨な経験が根底にあり、災害時や緊急時の救命における備えが万全で、県民にとっては非常に心強い施設となっていると感じました。

厚生委員として初の県外視察は、岡山県・香川県・兵庫県の三県を3日間で行う弾丸視察で、視察先への移動の際、バスの中から見る景色しか楽しめなかったけど、視察の内容は、日ごろの活動に反映できる大きなヒントとなり大変勉強になりました。

お忙しい中で受け入れして下さった、各県の各組織団体の本当に皆様有難う御座いました。