北方領土を考える議員連盟視察 1日目

7月31日(月) 
場所:北海道東部目梨郡羅臼町(洋上視察)
羅臼町から北方領土の一つである国後島までは約25kmしか離れておらず、今もなおロシアに不法占領されている。北方領土は、日本国民が父祖伝来の地として受け継がれてきたもので、いまだかつて一度も外国の領土となったことがない日本の固有の領土です。1855年の日魯通行条約により、当時、択捉島とウルップ島の間に自然に形成されていた国境線が法的に画定され、北方四島は日本の領土として平和裏に確定した。
しかし、第二次世界大戦末期の1945年8月9日、ソ連は、当時まだ有効であった日ソ中立条約を無視して対日参戦し、8月14日に我が国がポツダム宣言を受諾し降伏の意図を明確に表明した後、8月28日から9月5日までの間に四島のすべてを不法に占領した。
当時、これらの島々には約1万7千人余りの日本人が暮らしていたが、1949年までに日本人島民全員がソ連により強制的に退去させられた。それ以降北方領土には日本人は住んでいない。
「海上より国後島を遠望」
北方領土の国後島、知床富士とも呼ばれる羅臼岳を主峰とする知床半島、ふたつの大自然に囲まれた根室海峡に位置する羅臼の海。観光船にて日露中間ラインの手前近まで近づき国後島を洋上視察した。
現在、こちらの観光船では、時期によってイルカ・シャチ、マッコウクジラを観ることができるそうで、羅臼町の観光資源となっている。
また、羅臼町は、北海道内でも屈指の漁獲量と水揚げされる魚種の多さを誇り、獲る漁業から育てる漁業への転換に力を入れ、漁港ではウニ、ホッケ、キンキ、ブドウエビ、サケなど、新鮮な旬の魚介類が年間を通して水揚げされるため多くの買い物客で賑わっている。
(写真は海洋より国後島)