令和5年度県内実地研修(西部地区)

2023年8月9日(水)
当初は6月に予定されていた実地研修が悪天候のため延期となりこの日が延期日となりました。
1.地震防災センター(静岡市)
県民の皆様に広く御利用いただき、東海地震に立ち向かうための知識と技術の向上、防災意識の高揚を図るとともに、自主防災組織の活性化を図ることを目的として、平成元年に開館。開館から30年が経過し、施設や設備の老朽化とともに、豪雨災害、土砂災害、噴火災害等の多様化する災害に対応するため、今回展示内容を一新し、防災先進県にふさわしい防災力の啓発・創造・発信拠点として、より一層魅力ある施設へとリニューアルした。
知る・備える・行動するをコンセプトとして老若男女問わず、分かり易く体験や体感できる工夫が随所にみられ、大変素晴らしい施設だったが、東部伊豆地区での利用者が少ないというのが残念だったのでPRをしていきたい。是非この夏休みに親子でご利用いただきたい施設でした。
万が一に備えて『命のパスポート』をご利用ください。

2.富士山静岡空港(牧之原市)
大交流時代であり「大競争の時代」。県民の皆様の明るく豊かな未来を創造していくため、富士山から多様な価値を引き出せますが、それを踏まえた施策を講じ、また、本県の地域資源・人材が世界クラスに次々と認定されている現状に照らし、誰もが努力をすれば人生の夢を実現でき、幸せを実感できる地域、拠点になることを目指しています。これを具体化するため、世界クラスの資源を活かした観光交流や地域外交の進化、交流を支える交通ネットワークの充実などにより、世界の人々との交流の拡大を推進します。多様な交流の拡大を図るためには、県内はもとより、遠隔地とも短時間で円滑に行き交える広域的なネットワーク環境の整備が不可欠です。国内各地や世界の国・地域に短時間でアクセスできる「富士山静岡空港」は、『富国有徳の「美しい“ふじのくに”」づくり』になくてはならない交流基盤です。
開港当初に何度か利用したことがありましたが、その時に比べて空港内の施設だけでも楽しめる工夫がありました。
静岡県の魅力を県外や外国人観光客に知ってもらう玄関口としてまずはコロナ禍前の賑わいを取り戻してもらいたいです。
また、その一助となる仕事を調査していきます。
3.遠州灘海浜公園 篠原地区(浜松市)
遠州灘海浜公園の計画は、天竜川河口から舞阪町に至る延長15㎞、面積670万㎡に及ぶ広大な公園。
視察した篠原地区は、浜松市沿岸部に位置し、海岸沿いの松林や中田島砂丘等、浜松市を代表する景観を有する広大な総合公園であり、球技場や水泳場(ToBiO)等のスポーツ施設や、海岸防災林と一体となった海辺の環境に親しむレクリエーション活動の拠点として公園整備が進められてきた。
東日本大震災を契機として、浜松市沿岸域では防潮堤の整備が進むなど、当公園をとりまく状況が大きく変化したことから、平成 28 年5月 30 日に遠州灘海浜公園基本構想を策定。
本構想では、篠原地区を「防災・スポーツエリア」と位置付けし、スポーツ施設のバランスある配置による新たなスポーツ拠点づくりなどを公園整備の基本方針とした。
県内では類をみない大規模な公園計画。実現した暁には県が誇る施設の一つとなる。この成功に習い、静岡県全域で防災機能を備えた広域公園の整備を実現したい。