交通安全教育推進プロジェクト

2023年8月30日(水)
この日は静岡県庁にて、交通安全教育推進プロジェクトが開催され、参議院議員の赤池誠章先生(比例代表全国区)が座長を務め、文部科学省・静岡県教育委員会・産業界からはオートバイ事業協同組合・日本自動車工業の皆様と意見交換会に参加させていただきました。
赤池先生のお話では、静岡県は、世界的なバイクメーカーが集結しているバイク製造拠点であるのにも関わらず、ほとんどの高校では、「三ない運動(バイクの免許を取らせない・買わせない・運転させない)」が、いまだに実施されている。
この「三ない運動」は、昭和50年代交通戦争と呼ばれる程、高校生がバイク事故で死亡する事案が発生したことから、高校生PTAで推奨された。
その後、全国の高校PTAでは、見直しがなされているが、静岡県の高校では、「三ない運動」が依然として残っており、この「三ない運動」が却って「隠れ運転」を誘発し、安全教育が実施されず、事故に繋がる要因の一つになっている。
「三ない運動」の目的は、高校生の命を守ることだが、その「三ない運動」が高校生の安全意識や法令知識、危機回避能力を低下させているとなると本末転倒ではないかとのご指摘がありました。
他にも、昨今の猛暑から熱中症になる危険性が高くなっており、自転車通学を余儀なくされている高校生の通学距離が長くなればなる程、その危険性が増し、熱中症による死亡事故の危険も高まるというお話もありました。
最後に赤池先生より当局に向けて「三ない運動」は、各学校の校則に定められていることが多いとのことで、今後、校則を見直す中で「三ない運動」の見直しの検討、県内各地区で開催される生徒指導担当者会議等で議論をしてほしいとの依頼がありました。
静岡県は広いので公共交通機関が発達しておらず、これからもそれが見込めない地域はあるはずです。場合によっては子どもを送迎する保護者の負担も大きいのではないでしょうか。
教育委員会や学校だけに責任や負担を掛けないよう、学校と保護者の許可を得た生徒は、安全運転を指導できる自動車学校のような認定機関で定期的に講習を受けたり、乗る二輪車も認定された整備整備工場で定期点検を行なったり、万が一の時にも対応できる損害保険代理店と連携を図るなど、地域が一体となって子ども達の安全を担保するために協力していけば十分に実現が可能だと思います。他にも自動二輪車の構造や機能、技術を正しく知れば、その素晴らしさと同じくらい怖さや危険の度合いも分かるはずです。この教育にはバイクメーカーも協力を惜しまないと思います。
個人的には、感受性が豊かなうちに、二輪車や自動車に触れ、機械いじりに興味や関心を持ってもらえる子どもが増えてくれたら嬉しいです。